【丸ノコのキックバックが怖い!】解消する4つのポイント

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DIY


こんにちは!しげぽんです。


今回は丸ノコの「安全な使い方を知りたい」といったあなたの為に、「キックバックを起こさず安全に使うコツ」を紹介したいと思います。


「DIYで丸ノコは必須!」とは言うものの、丸ノコを初めて使う、もしくは使い慣れていないうちは「ちょっと怖いな」って思いますよね。


どう使えば、キックバックを起こさず安全に使えるのか?


そう思って、あなたはこの記事を読まれているのではないでしょうか?

この記事の管理人しげぽんは、現在大工というお仕事をしております。

キャリアは17年目で、(2020年1月時点)今は一人親方という立場です。丸ノコの使用キャリアも15年くらいになります。


とはいえ、そんな僕も最初のうちは、口がカラカラになるほど、丸ノコを使うときは緊張したもんです。

というのも、使う前から親方や先輩大工さんに、「丸ノコはキックバックが危ない」という情報だけを先に聞いていたからです。使い始めてからも、しばらくは緊張してましたね。


でもそんなに怖がる必要はありません!


たとえ初心者でも、丸ノコに対するちゃんとした知識さえあれば、安全に上手に使うことができます。


なので今回ズバリ、こんな悩みを持っているあなた向けに書いています。

初めて使う、もしくは使っていてキックバックが怖い

・安全に使用するにはどうしたらいいのか?

こういった疑問が解消できる記事になっています。


この記事を読むことによって、

・キックバックが起こらない切断技術を得られる

・初心者でも安全に扱える知識が身につく

・普段から使い慣れた大工さんの技術が得られる

などの知識が身に付きます。


逆にこれらの知識無しで使い続けた場合、怖い経験をしたり、最悪の場合は大ケガをするかもしれません。

『出来ればあなたにはそんな経験をしてほしくない!』と思っています!


今回のポイントは4つです。


①丸ノコの後ろに絶対に手や脚を置かない

②身体は常に丸ノコの横にポジションをとる

③材料の切れ端は落とす

④余計な刃は出さない


出来るだけ理解しやすいように注意しました。


丸ノコがまったくの初心者の方は、こちらの記事から読むといいかもしれません。


【初心者向け】丸ノコの基本的な使い方をゼロから覚える



丸ノコのキックバックが怖い!を解消する4つのポイント


丸ノコが怖い!と思うときって、キックバックを起こしたときですよね。

キックバックとは回転している丸ノコの刃が材料に挟まれ、抵抗を受けることによって丸ノコ本体が後ろへと跳ね飛ばされる現象のことです。


何のこっちゃよくわからん⁇ ですよね!


では簡単な例を1つ。


あなたが丸ノコだとして、足のウラで壁を蹴ってみて下さい。


足の裏で壁を蹴ると、蹴り足の前へ行きたいチカラと、そうはさせない壁とが反発して自分が後ろへ跳んじゃいますよね。

これと似たようなことが、切断中に起こるのがキックバックと言われるものです。

丸ノコの刃が回転して前へと進みたいのに対して、材料が抵抗して反発するという原理です。


実際、多くの職人さんが、これによって大ケガしているのも事実なんですよ。


ここから、どうすれば丸ノコのケガから身を守れるか?という4つのポイントをお話をしていきますね!


① 丸ノコの後ろに絶対に手や足を置かない


ポイントの1つめは


切断中に材料を押さえる手や足は、絶対に丸ノコの後ろで押さえないようにしましょう。


前項でも解説した通り、丸ノコがキックバックを起こすと後ろへと跳ばされます。


そのときに手や足があると、最悪の事態では手や足の指を切断するという大ケガをしてしまいます。


昔の職人さんは、このパターンでケガをする人が多かったそうです。


しかし、今では職人さんの安全教育や、丸ノコ本体の安全対策ができているので、この手の事故は少なくなりました。

一番安心なのは、材料や定規をクランプなどで固定して切ることだと思います。


これなら手で押さえる必要はないですからね!


大工さんのやり方は、必ず手は丸ノコの前で押さえます。

前に手を置いていれば、仮にキックバックを起こしても手は無事、ケガをすることはありません。


② 身体は常に丸ノコの横にポジションをとる


ポイントの2つめは

身体は常に丸ノコの横にポジションをとる


これも後方に跳ぶ丸ノコに対して、身体が真横にあればケガをすることはない、ということですね。


これは、職人さん達の安全教育でも指導されました。


実際、僕自身大工さんになりたての頃に、数回キックバックを起こした経験があります。

その時にも、丸ノコが横に跳ぶことは1度もなかったですね。


また、ウチの親方やハウスメーカーの指導のおかげで、ケガをした事もありません。

ケガをしたのは材料だけでした。


③ 材料の切れ端は落とす


ポイントの3つ目です!

材料の切れ端は落とす


切れ端を落とすとはどういうことでしょうか?


最初の解説で、丸ノコがキックバックを起こす原因に触れました。

つまり、原因から考えれば、キックバックを起こさない為の切り方がわかります。

あくまでキックバックは、丸ノコの刃に対する抵抗が原因で起こります。


なので結論は、


ならば、その抵抗を刃にかけなければいい


ということですね!


これは、切断している残りの材料を落とすことによって、ノコ刃の抵抗を無くすというやり方です。

材料の切れ端を落とすように切れば、重力で切断面が広がるので刃に抵抗がかからず、キックバックを起こすことが無くなるんですよ!


どういった方法で材料を落とすのか?というと、りん木を下に敷いて切断する方法が普通です。


りん木って何か?というと、簡単に言うと材料の下にひく不要な木材のことですね。


りん木の使い方の基本は、りん木に対して垂直に切断することです。


例えば縦に材料を切断するときは、材料に対して『垂直にりん木をながす』といった具合です。

画像は木ではなく、断熱材を使ってます。


そんな感じでセットして、りん木から羽出したところを切断するようにしましょう!


これさえわかっていれば、まずキックバックは起こらないと思いますよ!


怖がらなくても使いこなせることができますね!


でもこの方法には、1つだけ注意点があります。


あくまで、りん木をながす基本は材料に対して垂直ですが、切れ端を落とすように切断すれば縦でもオッケーです!


が、


もし、りん木を縦に2本流して切断するときは”りん木とりん木の間を切断しない!こと!



これは大事な注意点です。


りん木とりん木の間を切断すれば、当然のごとく切断している刃の方へと落ちていきます。つまり、材料に刃が挟まれキックバックを起こしやすくなるっていうことです。


僕が新人の頃に、キックバックを経験したのはこのパターンでした。


見事(?)に材料に刃が挟まれキックバック。

あの時はビックリしました~。


ですので、くれぐれも守ってくださいね!


④ 余計な刃は出さない


最後のポイントは、

余計な刃は出さない


です。


丸ノコってギザギザの刃を見てるだけでも、ちょっと怖くなりますよね!


これが刃が出すぎていると、余計に恐怖感が増しませんか?

怖いだけではなく、刃を余計に出して切断するのはそれもまた危険なんですよ!


例えば、下のりん木などに引っかかってキックバックをする場合もあります。

なので、刃は出し過ぎないようにして

常に材料の厚み分から、少しだけ刃を出すように気をつけましょう!


刃が出すぎていると、大事なテーブルや床まで切ってしまうなんてことがあったりするかもしれません!


というよりは、実際に僕は過去にやっちゃってます(;’∀’)。

まだ丸ノコに慣れていない頃、刃の確認をしないまま切って、貼ったばかりの床にキズをつけてしまい、親方に大目玉なんてことがありましたね…。


そのときの失敗経験から、今は材料を切る前に必ず刃の出をチェックしてから切り始めるようになりました!


切断する前に、必ず刃の出具合はチェックしましょうね!


今回のまとめ 


今回、以上です。いかがでしたか?


キックバックに対する恐怖心が、少しでも解消できたでしょうか?


今回紹介した4つのポイントは、安全に使う為にどれも大事なことです。

①丸ノコの後ろに絶対に手や脚を置かない

②身体は常に丸ノコの横にポジションをとる

③材料の切れ端は落とす

④余計な刃は出さない


そして僕が新人大工の頃に、親方や先輩大工さんに教わったことばかりです!

普段、お仕事で使っているプロの職人さんほど、刃物を使う際にはこれぐらい気をつけているんですよ!


なので丸ノコを使うときは、この4つのポイントを常に確認しましょうね!


丸ノコを使いこなして快適なDIY を楽しみましょう!


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