インパクト用下穴ビット10種類【ひと手間でプロ並みに仕上げる】

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ドリルビットの種類が知りたい人:

悩むサラリーマン

 

ドリルビットが欲しいんですけど、いろいろ種類がありすぎてわからない。どんな種類があるのか知りたい。ドリルビットのサイズの見方とか選び方なんかも教えて欲しい。

 




といったことにお答えします。



本記事の内容:

1、インパクト用下穴ビット10種類【ひと手間でプロ並みに仕上げる】
2、ドリルビットの適切な選び方
3、【まとめ】ドリルビットを駆使して思い通りの作品に仕上げよう!


この記事の執筆者

しげぽん。
物づくりが好き過ぎてサラリーマンを辞め、一転職人の世界へ。大工歴は18年目(2021年5月。)に突入。


この記事を書いている僕は、

現在、某大手ハウスメーカーの仕事を請け負い、戸建て住宅を年間約10棟ペースでこなす

毎日を送っています。


化粧モノの材料ではプロでも下穴をあけるのは必須作業ですが、ビットの種類って一体どれだけあるんだろう?って思いますよね。


特に初心者の方にとっては、何用というのもそうなんですけどサイズもたくさんあって、どれ使えばいいのか全然わからないという方も多いと思います。


なのでそういったあなたのために、今回はビットの種類や適切な選び方のドリルビット編を解説します。


ちなみにプラスビットなど、ビス・ボルト用のビット編については別記事にありますので、ビスやボルト用のビットが知りたい方はそちらをどうぞ↓↓

>>インパクトドライバービットの種類は3つ【DIYや日常生活効率化しよう】


いくらDIYといっても、どうせ作るならキレイな作品に仕上げたいと思うものです。

それを実現するにはやっぱり下穴加工は必須です。


下穴用のドリルビット無しで結合しようとすれば、木材が割れてしまったり、思うような仕上がりにならず見た目が悪い作品になったりします。

ドリルビットの種類は多いですが、それだけ作品をレベルアップするだけのものが揃っているということなので、覚えておけば必ずあなたの作品の役に立つハズです。


今回は結構なボリュームなので、さっそく本題に入ります。


インパクト用下穴ビット10種類【ひと手間でプロ並みに仕上げる】

ドリルビット セット


ドリルビットもドライバービット同様、種類が多いので全体像から解説します。


ドリルビットにはどんな種類があるのか 


ドリルビットは、電動ドリルドライバーにつけられるビットで、木材や金属の穴あけに使用されます。
ドリルビットの種類をまずは大きく分けてみると、

 

・木材用ドリルビット
・鉄用ドリルビット
・その他のビット


こんな感じです。


単に穴あけ用ビットと言っても、用途によって先端の形状が違います。したがって同じ木材用とかでも種類がたくさんあるので、それぞれ詳しく解説しますね。


木工用ドリルビット 


・木工用ビット
・下穴ビット
・ダボ穴用ビット
・皿取ビット
・フォスナービット


具体的な用途と特徴を解説します。


 木工用ビット


木工用ドリルビットは、主に木材に穴を開ける(貫通する)ときに使います。
木工用だけでもビットの先端形状が大きく3種類あります。


1、先ネジタイプ
2、三角タイプ
3、鋭角タイプ


■ 先ネジタイプ

先端がネジになっているタイプ。


普通のビスやネジは回転すると、どんどん木材に入っていきますよね。このタイプも先端がネジになっているので、電動ドライバーを回転させると、どんどん深く入っていきます。


貫通穴あける場合に向いています。


■ 三角タイプ


先端がネジではなく、ただ三角形に尖ったタイプ。


三角タイプの特徴は、押し具合で穴の深さを調節することが可能です。穴を貫通させたくない、途中で止めたいみたいなときに向いています。


■ 鋭角タイプ


先端が鋭角になっているタイプ。


三角タイプに似てますけど、このタイプは、


たとえば竹みたいな丸い材料でも先端が滑らず、位置が決めやすいことです。また刃の部分が2枚ついているので、キリを押した感じも軽いですね。


 下穴ビット


下穴錐(したあなきり)ビットは、先端から根本にかけてだんだん太くなっている形をしています。たとえて言えば、新体操でリボンをくるくる回したときのような形です。


用途は木ネジや釘の下穴用です。他のキリで下穴を空けた場合、キリで木割れするときがありますけど、下穴ビットは先端が細くなっているので、キリでの木割れが起こしづらいのも特徴です。


 ダボ穴用ビット


ダボ錐ビットは、ダボという木の丸い棒を埋め込むときに使うビットです。


ダボっていうのは、たとえば家具を2段に重ねるときに一方の家具には丸い棒の突起、もう一方の家具にはその突起が入る穴を作って家具がズレないようにするためのものです。


このダボ穴を作るために使用します。ストッパーがついているので適度な穴を空けることが可能です。


 皿取ビット


皿取錐ビットは木の表面とビスの頭が平らになるように皿状に削るビットです。

ビスの見た目を良くしたい方には便利なビットです。


 フォスナービット


フォスナービットは別名座ぐりドリルとも言われ、大きな丸穴をくり抜くビット。


フォスナービットは、比較的大きな丸をくり抜いたり、座ぐったりするためのビットです。掘った底面が平らなので、ボルトやワッシャーなどをはめ込んだときに動きません。


まだ他にもありますけど、DIYではこのくらいで十分です。


金属に使うドリルビット


金属に使用するドリルビットで主なものは2つ


・鉄工用ビット
・ホールソー 


それぞれ解説します。



 ホールソー


ホールソーは大きめの穴を開けるビットです。木工用と金属用の両方あります。


木工用ホールソーは、1つのベースにサイズの違う刃が複数セットになっています。そこからあけたい穴の大きさに合わせて刃を選んで使います。


鉄工用のホールソーは木工用とは違いサイズがそれぞれ決まっているので、別の大きさの穴を空ける場合は、大きさに合ったビットを用意する必要があります。


 金属用ドリルビット


鉄工用ドリルビットは、鉄・ステンレスの穴あけ用のドリルビットです。


単に下穴を空けるというのであれば、木材やプラスチックなどにも穴をあけられます。僕の場合、本業の大工作業で下地を組むときは、鉄工用ドリルで下穴を空けることが多いですね。


下地だったら仕上がりにこだわらないからです。


金属用では以上の2種類が代表的なビットです。


その他のドリルビット


木工用・金属用の他に使えるビットを紹介します。それが下記の3種類になります。


・プラスチック用ビット
・ガラス用ビット
・コンクリート用ビット


 プラスチック用ビット


プラスチック用のドリルビットの特徴は、キリの先がプラスチックのような滑りやすい材質でも引っ掛かるような設計になっています。


塩ビ材質やアクリル板などはこのプラスチック用のドリルビットが適しています。


 ガラス用ビット


ガラス用ドリルビットは、ガラス製品用のビットです。


ガラスに穴を空けると普通はガラスが割れてしまいます。でもこのキリを使えばガラスが割れることなく穴だけを空けることができます。

ガラス用のドリルビット使って空けられる穴は、3~12mm程度。ダイヤモンドの粒子の付いたコアビットであればもう少し大きな穴も空けられます。


 コンクリート用ビット


コンクリート用ドリルビットとは、コンクリートのみならずタイルの穴あけにも使えます。ただ普通はハンマードリルや振動ドリルに取りつけて使います。


コンクリート用ドリルビットの種類は大きく2つに分けると、振動ドリル用、ハンマードリル用に分けられます。
ビットの差し込み部分に少し窪みがあるのがハンマードリル用のコンクリートビットです。


ちなみにですけど、もしかしたら


「インパクトドライバー用にもコンクリート用キリがあるけど、インパクトドライバーで使えないの?」


という疑問があるかもです。


あくまでコンクリート用キリの基本は、振動ドリルかハンマードリルなんですけど、条件によってはインパクトドライバーでコンクリートの穴あけは可能です。


実際の経験で言うと、


材質がモルタルのように柔らかければインパクトドライバーでもイケます。

しかし生コンみたいに硬いコンクリートの場合は、インパクトドライバーではキリの刃が焼けるだけでいくら回しても空きませんね。


ドリルビットの適切な選び方

ドリルビット 数種類


適切なドリルビットを選ぶために抑えておくことがあります。


なぜならこれから解説することを抑えておかないと、ビスがうまく入らなかったり、空回りしてしまったりするからです。


ドリルビット表記の見方


一般的にミリ(mm)で表記されているものがほとんどです。何ミリっていうのはドリルの直径のことです。


たとえば4mmのキリなら直径が4mmということです。


ドリルビットの適切な選び方


結論から先に言うと、


ドリルビットを適切に選ぶコツは、使用するビス(ネジ)より少しだけ小さいものを選ぶということです。


この理由はこの項のはじめにも書きましたが、ビスが空回りするなどといったことが起こるからです。


たとえば、ビスって螺旋状にギザギザがついていますよね。4mmのビスであればこのギザギザの外側までが4mmということなんですね。

したがって4mmのビスに対して4mmのキリを使うと、外径のギザギザが掛からずに空回りを起こしてしまうということです。


なのでベストなキリの選び方としては、ビスのギザギザ部分を差し引いたサイズ。具体的に言えば、4mmビスであれば3.8mmのキリといった具合にマイナス0.2mm程度のものを選びます。


これが適切なドリルビットの選び方になります。


【まとめ】ドリルビットを駆使して思い通りの作品に仕上げよう!


今回は以上となります。


ドリルビットの種類で主要なものは以下の通りです。


・木工用
・金属用
・その他のドリルビット(ガラス用・コンクリート用など)


ドリルビットの適切な選び方としては、


使用するビス(ネジ)より少しだけ小さいものを選ぶ


といったところになります。


ドリルビットはひと通り揃えておくと、木工をやる上で便利なものが多いですね。


今回紹介しきれていないものもありますけど、「もっとここをこうしたい!」みたいな希望が叶えられるのがドリルビットだと思います。


せめて今回紹介したドリルビットだけでも持っていれば、必ずあなたのDIYレベルアップに役立つハズ。

ぜひドリルビットを駆使して思い通りの作品に仕上げてください。


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