こんにちは。しげぽんです!
今回は、どんな丸ノコを選べばいいのか、迷っているあなたのために
「初心者のための、失敗しない電動丸ノコ選び」
を解説した記事です。
DIY や家具の解体など、手のノコギリで切るのって、やってみると想像以上に大変ですよね!
そんなとき1度は「丸ノコ買おうかなぁ」と思ったことがあるはずです。
でも、いろいろなメーカーの丸ノコがあって、選ぶのに迷いますよね。
ましてや初心者ともなると、木材を切る電動工具だ!くらいの知識はあるにせよ、素人でも使える丸ノコを、どう選べばいいのか悩みませんか?
そこで今回、丸ノコを選びのポイントをまとめてみました!
この記事の筆者、しげぽんは現役の大工をしております。キャリアは17年目です。(2020年2月現在) 今まで、数種類のメーカーの丸ノコを使用した経験があります。
でも、そんな僕も新人の頃は、どんな丸ノコを選べばいいのかわかりませんでした。
とりあえず、『他の大工さんが使っているから、良いものなのかな?』くらいの知識でしたね。
でも、いろいろ使っていくうちに、丸ノコ選びのポイントを覚えていったんですよ!
なので、これからあげるポイントを押さえておけば、丸ノコ選びに失敗しません!
今回のポイントは5つです。
②刃数
③ベースの材料
④充電式か、コード付き
⑤電気式か、電子式
丸ノコがあれば、今まで作れなかった棚やテーブルはもちろん、ウッドデッキやちょっとした物置まで作れてしまいます!
是非、丸ノコを手に入れてDIY や家具の解体に役立てて下さいね!
丸ノコ選びの基準
丸ノコを使う。
それだけで、手のノコギリで費やした労力と時間を省けますよね。
ここから、丸ノコを選ぶポイントを詳しく紹介していきますね!
まず、大まかな基準です。
①丸ノコのサイズ
②刃数
③ベースの材料
④充電式かコード付きか
⑤電気式か電子式か
以上のポイントについて、「なぜか?」ということを、もう少し詳しくお話していきます。
DIYにおすすめは?
最初に、DIY 向けの丸ノコは?という話からです。
結論から言うと、
どの程度のDIY をやるのか?
によって変わってきます。
「たまに使うだけ」であるとか、「家具解体のみ」で使用するのであれば、個人的にはどんな丸ノコでもオッケーです。
でも、本格的にDIY をやったり、長く使いたいのであれば、
プロ用を選ぶこと。をおすすめします!
その理由として、
実は、ホームセンター向けとプロ用は、見た目は同じでも性能と耐久性が違うんです。
なので趣味のDIY でも、頻繁に使うのであればプロ用がいいですね。
僕の経験では、プロ用の丸ノコは一度購入すると、10年は余裕で使えるといった感覚です。
現在持っている丸ノコは、15年くらい使っていますが、まだまだ現役です。値段は、当時3万円ちょっとだったと思います。
ホームセンターや、ネット通販で、安い丸ノコがたくさん売られていますが、
値段だけで判断すると、数年で壊れて、何度も買い換えなければならない、なんてことになると、結果的に高くついちゃいますよね。
その点、一流メーカーのプロ用丸ノコは壊れないので、おすすめです!
では、これから長く使える丸ノコのポイントを紹介しますね!
丸ノコのサイズ・刃数
まずポイントの①・②です。
丸ノコのサイズには、刃の直径が85mmのものから、216mmのものまでさまざまです。
丸ノコのサイズ一覧はこんな感じ
・100mm
・125mm
・147mm
・165mm
・190mm
・216mm
造作で一般的なのは165mmです。
DIYで家具などを作る場合、いろいろな厚みの木材を加工するので、165mm以下のサイズでは刃が届かず、最後まで切れずに残ってしまいます。
でも165mmなら、プロでも使うサイズなので、大体の厚みの材料は切れます。
というわけで、造作に使用目的の場合は165mmがいいでしょう。
ただ、
『別にDIYをするわけじゃないから、、、』
と言うかもしれないですね。
その場合はもちろん。解体のみの用途なら125mmとか、147mmのサイズでも全然オッケーです。
>>小型の丸ノコの詳しい情報やオススメは、こちらの記事で書いているので興味のある方はどうぞ↓↓
ちなみに、165mm以上のサイズのものは、普通に造作する分にはいらないかな、といった感じです。
刃数に関しては、そのサイズで刃の数が多ければ多いほど、キレイな仕上がりになります。
丸ノコの刃に関して、もっとくわしく解説した記事があるので、そちらもどうぞ!
ベース
③つめのポイントです。
ベースとは、刃のまわりを囲むように付いている台のことです。
このベースには、鉄製でできているものと、アルミ製のものがあります。
鉄製のベースは、最近ではほとんど見なくなりましたが、どちらを選ぶか?といったら
アルミ製ですね。
鉄製のベースのデメリットは、重いということと、粗末に扱うと歪むことです。
したがって、使用しない時の置き方にも気を遣います。
僕が新人当時使っていた、ホームセンター用のHITACHI(現HIKOKI)の丸ノコは、鉄製のベースでした。
きっと、扱いが乱暴だったのでしょう。
見事に、鉄のベースが歪んでしまって失敗したことがあります。
一方、アルミ製のベースは軽く、滅多に歪みません。
現在使っているアルミベースの丸ノコも、購入して15年経ってますが、ベースに歪みは見られませんね。
なので、ここではアルミ製のベースという結論です。
充電式コードレスorAC電源式
ポイントの④つ目は、従来のAC電源式か、充電式のコードレスのどちらを選ぶか?という話ですね。
これは結論、
好み
ですかね。
正直、ちょっと前までだったら、コード付きを押したんでしょうけど、今のコードレス丸ノコは、パワー、サイズと、コード付きと比較しても何ら変わらないですね。
ただこのままで終わってしまうと、
ますますどっちを選んだらいいのかわからないと思うので、僕のように使う側からの視点から、それぞれちょっとデメリットの部分の話をします。
AC電源式は、コードが付いていること自体がデメリットです。
なぜかというと、切断中にコードが材料に引っかかって、曲がったり、時にはそれが原因でキックバックすることもあります。
一方で充電式コードレスは、コードがない分、そういったことはありません。
なので、このあたりがAC電源式のデメリットかなと思います。
充電式コードレスは、当たり前の話ですけど、電池が無くなると止まります。
これのどこがデメリットかというと、切断中に止まった場合に、充電しなおさないとその先が切れなくなります。
今の充電器が急速充電だといっても、充電が完了するまでに何十分かは掛かります。その間、作業が止まってしまいますよね。
なので、電池は最低2つはいるかな、と思います。
この辺を参考に、あなたの用途に合った方を選べばオッケーだと思います。
電気式or電子式の違い
最後、⑤つ目のポイントです。
結論を先に言ってしまうと、どちらでも問題は無いと思いますが、丸ノコを使い慣れていない初心者なら、電子式を選ぶといいかもですね。
理由は、電気式の場合、スイッチを入れると始めからフルパワーですが、電子式は回り始めが緩やかです。
特に初心者のうちは、切り始めが怖いと思ってしまうので、安全性からも電子式かな、と思います。
さらに、電気式の丸ノコが、常にフル回転で刃が回り続けるのに対し、電子式の丸ノコは、刃の抵抗の受け方で回転数が可変するのも特徴です。
例えば、丸ノコの刃に負荷がかかったとき、電気式は負荷がかかった状態でも、同じ力、回転数で回り続けます。要するに常にフルパワーです。
対して電子式は、回転が可変するので、刃に無理が掛からず、安定して切断できます。
これらを踏まえて、使い勝手と安全性を考えても、初心者なら電子式といった感じです。
今回のまとめ
今回は以上になります!いかがでしたでしょうか!
再度おさらいすると、
・丸ノコのサイズ
・刃数
・ベース
・充電式かコード付きか
・電気式or電子式
丸ノコが使えれば、ホームセンターに追加料金を払ってカットして貰わなくてもいいですよね!
既存の家具では間取りが合わなくて置けなくても、間取りに合わせて自在に家具が制作出来るようにもなります。
是非丸ノコを使って、楽しいDIY ライフを始めちゃいましょう!