こんにちは! この記事の筆者、しげぽんです。
今回は、DIYに初めて挑戦しようと思ったけど、いったいどんな工具を揃えたらいいのかわからないというあなたに、
DIY を始めたら最低限揃えたい工具を紹介したいと思います。
テレビや雑誌、ネットなどでDIYの特集を目にする機会がずいぶん増えました!
素人の方が作る作品は、どこのお宅もおしゃれで憧れますよね。
自分も作ってみたいとは思うけど、そもそも工具が無いし…ってなると、なかなか一歩が踏み出せませんよね。
やっと踏み出せても、全くゼロの知識からだと最初にどんな工具を揃えたらいいのかなんてわからないですよね~。
しかも、ネットで紹介している工具を、全部揃えるとなると、ものすごく費用がかかってしまいます。
実のところ、僕は大工さんを17年やってまして…当然ですけど工具はほとんど持っています。
でも、僕も大工さんになった時に、いっぺんに揃えたわけではないんですよっ!
初めは仕事をするうえで、最低限必要な工具しか持っていませんでした。
なのでDIYをやっていくのであれば、少しずつ揃えていけばいいと思います。
工具って、用途は一緒でもたくさんの種類があって、結構迷いますよね。
わからないうちは、同じ用途の工具をダブって買っちゃったりして、失敗しちゃいがちです。
今回ここでは、物作りの工程を3パートに分けて、パートごとに必要な工具を紹介します。
僕が大工1年生の時に買った、本当に最低限の物ばかりです。
この記事を最後まで読んで頂ければ、とりあえず、これだけ揃えればいいのね!っていうのがわかると思います。
初めは、余計な費用はかけたくないもんですよね。この記事でお話しすることを知っているか、知らないかで、余計な工具を所有することもありません。
できるだけ優しく工具の説明もしたので、是非、最後まで読んで頂けると嬉しいです!
最低限これだけ欲しいDIYの基本工具
「物作り」の作業は、まずどんなものを作るのか?という「設計」作業があります。
次にできた設計図を基にしてやる作業が、「寸法をとる」作業です。
工程① 材料を測る必須工具
寸法をとるのに基本的な工具が、コンベックスとさしがねです。
最低でもこの2つがあれば、ほとんどの測る作業はできます。
たったこれだけ?とか思うかもしれませんけど、
僕は大工17年目の現在でも、ホントに測る作業に使う工具ってこれだけですよ。
コンベックスは、長さを測る工具です。
スケールとかメジャーとか呼ばれたりもします。
作業中に使う頻度は非常に多いですね。寸法を取るときの、主役といっても過言ではありません。
さしがねは、主に直角を出すのに使う工具です。
この2つだけでも使い方によって、いろんな測り方ができるんですよ。
たとえば、さしがねの使い方の1つとして、直角だけでなく斜めの角度を出すときにも使うんです。
さらには、材料にまっすぐ墨(要するに目印の線)をつけるときにも、便利な工具なんです。
あと背中がかゆい時にも、さしがねを使ってますけど…それは本来の使い方ではありません。(^^;
要はこの2つだけでも、使い方でいろいろな測り方ができるので、十分という事ですね。
工程② 材料を切断する必須工具
材料を切断するのに揃えたいのは、まず手で切るノコギリ、いわゆる手ノコがあれば、最初はオッケーだと思います。
DIY なら手ノコは木用、金属用の2種類あるとベターです。
あと欲しいのは電動丸ノコ、もしくはジグソー。
電動丸ノコは、円形の刃の付いた電動のノコギリです。
刃が高速で回転して材料を切断します。直線を切るのに適しています。
ジグソーは、丸ノコと違い円形の刃ではなく、普通にまっすぐのノコ刃が付いた切断工具です。
曲線を切るのが得意です。
これら電動工具があれば、作業効率が一気に上がるので、持っておくといいですね。
たとえば、大きな材料や厚い板などを切断する時、手のノコギリでは大変な労力を使いますし、かなり時間もかかっちゃいます。
切断し終えると、めちゃくちゃ手が疲れます。
ましてや、同じ寸法の材料を複数なんていったら、腕へのダメージは相当なものになりますよ。
丸ノコとジグソーについての詳しい記事は、こちらにあります。
丸ノコ専用定規(ガイドとも言いますが)があれば、まっすぐ切ることができるので、一緒に揃えておくと尚いいです。
丸ノコ専用定規の使い方の記事はこちらです。
切断工具は、気をつけて使用しないと、大きなケガに繋がってしまいます。
丸ノコは、特に注意が必要な工具です。少々知識が無いと怖いです。
僕は、大工になって1年半は、丸ノコに触らせてもくれませんでした。
なので、丸ノコを使うのであれば、まずは知識を得てからにしましょう!
* 丸ノコの使い方は、僕のブログでも紹介してるので、そちらも参考にしてみて下さい!
工程③ 材料を組み立てる必須工具
材料を組み立てる為に、必要な工具を1番にあげるならば、電動ドライバーです。
ネジを締める工具ですが、これは初めから揃えておいた方がいいです。
組み立て時に、ネジを締める作業の割合は高く、本数も多いので断然、電動ドライバーを使った方が効率が良く、何といっても楽ですからね。
何本ものネジを、手で締めるっていうのは結構大変で、やってみるとわかりますけど、腕に力が入らなくなるほど疲労します。
たぶんDIYをやっていくと、僕がおすすめする、しないに関わらず欲しくなると思いますよ。
電動ドライバーには、インパクトドライバーとドリルドライバーがありますが、これはどちらかがあればいいでしょう。
インパクトドライバーは、主にプロの職人さんが使っている定番工具で、パワフルにネジを締められるのが売りです。
ドリルドライバーも、多くのDIY愛好家が使用してますね。
超、必須工具です。
そもそもインパクトドライバーとドリルドライバーの違いが、わからない方向けの記事はこちら↓↓
とにかくおすすめのインパクトドライバーを教えてくれ、という方はこちらです↓↓
後は、手持ちのプラス・マイナスドライバー、釘を打つための金槌・木工用のボンドあたりを用意すれば、とりあえずはオッケーです。
最小限の工具でも楽しんでDIY
ちょっと整理してみましょう。
・さしがね
切る ・手ノコ(木用・金属用)
・電動丸ノコorジグソー
組み立てる ・電動ドライバー
(インパクトドライバーorドリルドライバー)
・手持ちのドライバー(プラス&マイナス)
・木工用ボンド
・金槌
以上です。加えて、板の塗装をしたい場合は、刷毛なども必要になりますね!
いかがでしたでしょうか?
本当に「最低限これだけ」というものに絞りましたが、便利な工具はまだまだたくさんあります。でもそれらの工具は、追い追いとってことで!
きっと今回紹介した基本工具だけでも、十分作れると実感して頂けると思います。
DIYはあくまで趣味です。本職ではありません。
大事なことは、何よりも楽しんでDIYをするのが一番!ですね!