丸ノコの刃が欲しいと思って、ホームセンターに行ってみたけど、丸ノコの刃のサイズってたくさんあるなぁ。
こんなにあると何を選んでいいのか分からないな。自分の丸ノコの刃サイズはどれかな?
そんな疑問にお答えします。
丸ノコの刃のサイズは、丸ノコの種類の数だけあります。
その中から、自分の丸ノコと同じサイズの刃を選ぶ際、サイズの種類や、刃の厚み、刃数とか、初心者のときは少々悩みますよね。
僕も初心者の頃は、サイズの見方はわからないし、さらに、刃の厚みや刃数が変わると何が違うんだろう?と、レジに行くまでに、お店の中でずいぶん悩んだ経験があります。
出来れば買った後に「失敗した!」みたいなことは避けたい感じですよね。
それには、丸ノコの刃のサイズにはどんなものがあるのか?を、知ることが必要だと思います。
本記事では、丸ノコの刃のサイズ種類、また、刃サイズの選び方について解説しています。
1、刃サイズの種類・選び方
2、サイズの違う刃は付けられるのか?という話
丸ノコ初心者の方・サイズの選び方がわからない人向けの記事です。
この記事を書いている僕は、大工歴17年目。今は一人親方という立場で、現在、某大手ハウスメーカーの仕事を、請け負っています。
丸ノコは毎日使うツールなので、ひと通りの知識があります。
材料切断に丸ノコを使うと、翌日の腕の筋肉痛から解放されます。
決してオーバーな表現じゃないと思いますけど、手のノコギリの10分の1くらいの速さで切れます。
かなりな時短にもなりますよ。
前置きはこれくらいにして、さっそく本題に入ります。
丸ノコの刃サイズの選び方
丸ノコの刃サイズには、標準的なものからちょっとマイナーなものまで、そこそこ種類があります。
種類の多さに、ちょっと怯みますが順番に解説していきます。
丸ノコの刃サイズの種類
サイズの種類をザックリ並べてみます。
・85mm
・100mm
・125mm
・147mm
・165mm
・190mm
・215mm
本当にザックリですが、まだまだ種類があります。ここでは、ごく一般的によく使われているサイズを書き出しました。
このへんはホームセンターとかでも、よく見るサイズですね。
中でも、85mm~190mmがごく一般的なサイズです。DIYだと、147mmとか165mmがよく使われているようですね。
あなたの丸ノコにも、この中のどれかのサイズが表記されていると思います。
表記の見方
初めて僕が丸ノコの刃を購入するときに、迷う原因だったのが、箱に書いてある表記でした。
かろうじてサイズと刃数だけはわかるんですけど、あとのは何がどう違うの?って思いました。
表記の見方と意味がわかれば、かなり選び易くなるので、解説します。
サイズの見方は、箱のこの部分に表記されています。
少し見ずらいかもですが、
ひとつずつ説明しますね。
例えば上の、180×1.8×20×36Pといった表記の場合、
順番に→ 外径×刃厚×内径×刃数のサイズです。
外径
外径は、刃の外周の直径です。
丸ノコ本体のサイズは、刃の外径で表示されています。
つまり、165mmの丸ノコなら刃のサイズは165mmということです。
内径
内径は、中心の穴の直径です。内径が違うと刃が合わなかったりします。
ここは刃の購入前にチェックしておきましょう。
一般的丸ノコの内径は、20mmが標準です。
刃厚
刃厚は、刃の厚みです。
刃が厚いと曲がりが少なく、頑丈です。
刃が薄いと、切断面がキレイに仕上がります。摩擦抵抗が少ないので、切断するときに丸ノコが軽く感じるのも利点です。
しかし薄い刃は、堅い材料の場合には、刃が逃げて曲がるのが難点ですね。
刃数
刃数は、チップと呼ばれるギザギザ部分の数です。
刃数が違うと何が違うのかというと、
刃数が多いメリットは、バリといって木口がささくれる状態になることが少なく、切断面の仕上がりがキレイになります。
逆にデメリットというと、刃の抵抗が大きくなり、切断スピードが遅くなります。
刃数が少ないメリットは、抵抗が少なくなる分、切断スピードが速くなります。
デメリットは、切断面のバリが多くなることです。
これらの特徴から、
粗切りは刃数少なめ、
塗装済みの材料とか、仕上がっているものは刃数が多い方が向いてますね。
刃数の使い分け的にはこんな感じです。
とりあえず外径、内径が合っていれば、刃厚・刃数は好みになるので、いろいろ試してみるといいですね。
ちなみに僕がオススメの丸ノコ刃を、こちらの別記事で紹介しているので、使ってみるのもアリです。↓↓
コスパが最強なので、お試し用で使うにもおススメです。
具体的な刃サイズの選び方
サイズの選び方を具体的に説明します。
基本的には、丸ノコ本体のサイズと同じサイズの刃を選びます。
丸ノコ本体の表記は、刃の外径サイズで表記されています。
例えば、
あなたの丸ノコが、165mmサイズなら、外径が165mmで内径が20mmの刃を選びます。
ここで、
『サイズの種類がたくさんあるのはわかったけど、持ってる丸ノコは165mm。160mmっていう刃が売ってるよ。これは付けられないの?』
という疑問もでてくるかもですが、それは次項で詳しく説明します。
あくまで、本体と同じサイズの刃を選ぶのが基本です。
サイズの違う刃は付けられるのか?という話
今もっている丸ノコのサイズは165mmだけど、これって例えば、85mmの刃とか付けられるのかな?
おまけ的な話ですが、こういった疑問にもお答えしておきます。
結論、内径が同じで、所有の丸ノコより刃のサイズが大きくなければ、付けられます。
しかし、それも程度があります。
あまりサイズが違いすぎると、危険度が増したり、むしろ使いづらくなりますよ。
例えばの話ですが、165mmのものに160mmの刃は、5mm程度の差なので問題無しです。
でも165mmに85mmの刃を取り付けると、誤差が80mm。
つまり8cmも変わります。
実際に試したことはないですけど、「安全カバーが材料に引っかかって、使いづらいだろうな」というのは簡単に想像できますね。
安全面でも問題ありです。
丸ノコには、取り付けられる刃のサイズが記載されています。
上記の写真は、僕の自前の丸ノコですが、これを見ると1cm以内がいいところのようです。
この丸ノコは165mmサイズなので、刃のサイズの許容範囲は155mmまでです。
あまりサイズの違いすぎる刃は、使わない方が無難です。
まとめ:
いかがでしたでしょうか。
刃のサイズ選びは、表記の見方さえわかってしまえば、そんなに難しくはないと思います。
結論的には、外径と内径が本体と合っていればOKです。
もう一つ、『サイズの違う刃が付くか?』という話をしましたが、
これホント、危険度が増すのでやめた方がいいですね。
サイズの違う刃は、自分の丸ノコのサイズ1cm以内と覚えておきましょう。
あくまで、記載されている範囲内の刃を選ぶべきです。
今回は以上となります。
あなたが刃を選ぶときに、是非参考にして頂けたら嬉しく思います。
では!